尖閣諸島沖中国漁船拿捕事件について・その11

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漁船の右前方から撮影している角度の映像である。

エンジン音。
アナウンス「前進していないので、揚網のための動力だと思われます。あ、揚げました。今、左舷側からクレーンを使って網を揚げました。先ほどのエンジンの音が高くなったのは、この動力源と思われます。」

映像は、漁船の前方に回ってゆく。巡視船が漁船の右側から前方に回りこんでいるようである。漁船甲板に数人の人が見える。
アナウンス「前部甲板では、人の動きが慌しいようです。」
漁船の背後に巡視船のものと思われる航跡が見られるので、巡視船は漁船の後方から右方さらに前方へと、時計と逆回りに漁船の周囲を周回しているようである。

アナウンス「という風に、仲座君、ナレーションを入れながら撮影すると、後で非常に分り易くなるんだ。」
映像は、完全に漁船の前方になっている。

アナウンス「該船は出足がない模様です。後部に見えるのは、ウタ島?です。後方にはウタ島?が見えます。」
映像は、漁船の左舷側に移りつつある。

アナウンス「今、クレーンで網を吊っている様子が見えます。」
漁船の煙突から煙が立ち昇る。
アナウンス「はい、また黒い煙が上がって、放出流が出ました。前進引き足です。今、網を甲板中に降ろしました。」

漁船は前進を始めている。
「また、エンジンの回転が上がりました。本船の方に船首を向けてきます。挑発的です。本船に船首を向けて挑発的な動きを見せています。」

漁船は巡視船の位置する左前方に向けて突っ込んできているように見える。
アナウンス「また、・・を捨てました。あ、本船に当てました。」「はい、今の位置確認。」「本船に衝突しました。」「今の位置、確認。」

巡視船の船尾部に、漁船が左後方から進行してきて衝突している。巡視船の船跡は時計の逆回りに巻き込むように左折を続け、これに、漁船が左折するようにして衝突している。

その後、漁船は巡視船の船尾を離れ、巡視船の後方をすり抜けていっている。

ここまでで、ビデオの2分35秒あたり。